皆さんこんにちは。
技術部機械設計課の鈴木涼太です。
清水工場、三島工場での研修を終え、7月から機械設計課への配属となりました。機械設計課では、主に交換部品の出図作業や型替え部品の設計を先輩社員のサポートのもと行っています。今回は機械設計課の業務の一つである”資材図”の作成について紹介します。
資材図とはお客様から前もって頂いた資材(容器や蓋)を2DCADに落とし込んだものです。この資材図は蓋を締める装置や容器を保持する装置の設計する際の参考とします。そのため、資材図作成は部品設計のスタートライン作成とも考えることができ、資材図を正確に描くことが重要になります。
資材図の作成には主にノギスやハイトゲージ、3Dスキャナを使います。資材を直接計測し、それを2DCADで描くことで資材図を作成していきます。また、複雑な形状を持つ容器は3Dスキャナでモデルを作成し、断面図等を2Dに落とし込むことで資材図作成の参考にしています。
資材図の作成は多ければ10個以上の資材を計測しなければならない点、複雑な形状を図形の組み合わせで描画しなけらばならない点など大変な部分もありますが、これをもとに部品を設計し終えた時の達成感は大きいです。
何事もはじめが肝心です。皆さんも作業の際ははじめの段階をおろそかにしないよう意識してみてください。